【臨床実習指導者講習会に参加‼】学生に対して効率的に指導を行うための方法を解説⁉

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どーも、KOUです。

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プロフィール
現在、病院勤務しながら在宅でブログを運営しています。毎朝4時起きをしながら、ブログやSNS、抄録の作成などを行っています。毎日、子育てをしていると『時間がない』の繰り返し、、、そんな時に朝活に出会いました。朝活をすることで、自分時間が確保することができ、朝は自分時間、昼や夜は子どもや奥さんの時間と切り替えることで、毎日家族仲良く幸せな毎日になりました。一緒に朝活をしていきたい方に対して、必要な知識を発信させていただきます。

2020年度より入学した学生の臨床実習を指導するためには、各都道府県が実施している臨床実習指導者講習会の受講が義務付けられました。

臨床実習指導者の要件
実習指導者は、理学療法士養成施設においては、理学療法に関し相当の経験を有する理学療法士、作業療法士養成施設においては、作業療法に関し相当の経験を有する作業療法士とし、免許を受けた後5年以上業務に従事した者であり、かつ、次のいずれかの講習会を修了した者とする。
・ 厚生労働省が指定した臨床実習指導者講習会
・ 厚生労働省及び公益財団法人医療研修推進財団が実施する理学療法士・作業療法
士・言語聴覚士養成施設教員等講習会
・ 一般社団法人日本作業療法士協会が実施する臨床実習指導者中級・上級研修

引用:指定規則改訂等改訂に係る臨床実習に関する内容のまとめ

つまり、現場の理学療法士や作業療法士にとっては、リハビリの質が落ちているということは“指導者の質が落ちている”のも原因の1つだということです(-_-;)

私も現在8年目で学生は10人以上担当しました。従来型もクリニカルクラークシップ型も両方とも経験して、学生により違いはみられるも自分の業務効率を維持しながら学生も同時に指導を行うことが可能となるのか、ずっと考えてきました。

―――――こんな方に読んでほしい―――――

  • 臨床実習指導者講習会は何を勉強するのか分からない方。
  • リハビリテーション職で学生の対応に困っている方。
  • 今後の臨床実習はどのように変わったのか知りたい方。

などに疑問を持っている方々に対して、お話しできればと思っています。

ぜひ、最後まで読んでみて下さい‼

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臨床実習指導者講習会のプログラムと受講時間

上記の画像のように1日目は19時以降までぎっちりと勉強と演習が入っています。

このカリキュラムは各都道府県にて違いはなく、厚生労働省により決定されています。

料金は“受講料は無料”“テキスト代が私は1000円”掛かりました。(私は後で病院の経理より支払いがあったため、実質無料で受けれました。)にて実施されており、認定理学療法士のポイントも付与されます。

私も臨床実習指導者講習会という名目で“20ポイント”Getすることができました。

2日間座学は大変ですが、演習は班になり周りと相談しながら決定していくため時間は実際より短く感じます。

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臨床実習が変わる⁉

理学療法士の変化ポイント、、、

  • 総勉強単位数:93単位⇒101単位へ増加。
  • 実習期間:18週⇒20週へ増加。
  • 画像評価が必修化された。
  • 最低履修時間が3,120時間以上。
  • 実習時間外に行う場合は、40時間の実習中に5時間以内に実施。
  • 実習時間の2/3以上は医療提供施設にて実施すること。
  • 臨床実習指導者に関しては、免許を受けた後5年以上業務に従事し、“厚生労働省が指定した臨床実習指導者講習会等を終了した者”が評価実習や総合臨床実習(長期実習)を受けることが可能。

作業療法士の変化ポイント

  • 総勉強単位数:93単位⇒101単位へ増加。
  • 実習期間:18週⇒22週へ増加。
  • 画像評価が必修化された。
  • 最低履修時間が3,120時間以上。
  • 実習時間外に行う場合は、40時間の実習中に5時間以内に実施。
  • 実習時間の2/3以上は医療提供施設にて実施すること。
  • 臨床実習指導者に関しては、免許を受けた後5年以上業務に従事し、“厚生労働省が指定した臨床実習指導者講習会等を終了した者”が評価実習や総合臨床実習(長期実習)を受けることが可能。

このように、カリキュラムが大きく改訂されています。上記にて記載している内容は特に変化したポイントを記載しているため、細かく改革されている部分もみられると思います。

上記の中でも、学生へのフィードバックは全実習期間内の5時間以内や臨床実習指導者の部分に関しては私たち病院や施設に勤務しているセラピストにとってポイントとなる改革ポイントです。

つまり、実習時間は増加したが学生へのフィードバックは時間内にて実施し時間外は『学生を帰らせてくれ』ということですね。

KOU
KOU

私は8年前に理学療法士の資格を取得しましたが、臨床実習は本当に眠れませんでした、、、(-_-;)
レポートは毎日100ページ分印刷し休みの時もバイザーが出勤しているからと提出を求められました。
今思えば、思いっきりパワハラですね(笑)

KOU
KOU

“昼間は実習⇒夜はレポートで寝れない⇒昼の実習も眠たくなる”と悪循環に陥り毎日エナジードリンクを飲んでいた記憶があります。
もう、実習なんて嫌です(-_-;)

私も含めて今までこのような実習を行ってきたセラピストは多いのではないでしょうか?

今の学生は私たちと同じような経験より、“臨床を中心に学べるよう”に改訂されたのだと思います。

講義内容について

従来型より診療参加型実習(クリニカルクラークシップ:CCS)への移行などの臨床実習のやり方や人間関係・ハラスメントなどの学生に対して指導者が行ってほしいことややってはいけないことなどを中心にお話しされていました。

人を評価するということは、今後の人生も左右することになる可能性もあります。

KOU
KOU

D判定の学生は臨床実習の単位が取得できないため、留年する可能性があります。
もし、留年することになったら当たり前ですがさらに1年間必要になります。
その決断を安易にすることはできないと私は思っています。もちろん、学生の実力が届いてなかったらしょうがないとは思います。

しっかりと、自分の軸を持って学生の評価を行っていきましょう♪

演習について

各演習班には“世話人”という方がいらっしゃり、話しが逸れないようにフォローしていただけます。

演習のやり方は、、、

  1. 役割分担を行う:進行係、記録係、発表係、タイムキーパー。
  2. ワークシートの項目について事例が出るので、個人で検討を行っていく。
  3. 個人の考えを元に進行係が中心となり、グループで討議を行う。
  4. グループで討議した結果を他の班員へ発表を行う。
  5. 各班への発表を発表者以外が聞き、自分の班の内容を振り返る。

この1~5までの作業を繰り返します。

役割分担に関しては演習が6つ用意されていますので、全員が1回以上はみんなの前で発表するということになります。

はじめは、緊張しますが他の病院や施設のやり方をいろいろ聞きながら話すことができるため、本当に時間があっという間に過ぎてしまいます。

時間内に進行や事例に対する個人の考えから討論、記載まで行わないといけないため、時間内にて終わらない部分も多少はありました。

KOU
KOU

他の班ではこういうことも書いてあったなと答えがない課題だからこそ、答えが無限大にありとても私個人としては面白かったです。
人前での発表が苦手な方は少し大変かもしれません、、、(-_-;)

間違いはないので、恥ずかしがらずにぜひいっぱい討論してみて下さいね‼

臨床実習指導者講習会に参加してみて思ったこと

今までは、従来型と言われる“患者担当制”を採用している病院や施設が多かったですが、今後は“診療参加型”の実習を進めています。

KOU
KOU

実習においては、自宅での学習を促すのではなく“臨床の経験”を積ませることを意識したカリキュラムを行って下さいということです。

様々な演習を通して他の病院や施設の方々と診療参加型のメリットやデメリット、考え方などさまざまな視点からディスカッションが行えたことは、今後の学生指導においてとても有用な時間となりました。

今後の学生は、“バイザーの真似を行いながら臨床経験を積む⇒徐々にリハビリテーションへ一緒に参加⇒最終的には患者様を2人で効率よくリハビリテーションを行っていく”という流れになると考えています。

KOU
KOU

ここまで、効率的に学生指導を行ったことはこれまで10人以上経験して1人しかいませんでした。
その学生は、何も言わずとも自分で勉強して積極的に質問をして、最終的には私の手足となって脳卒中の患者様のリハビリを一緒に行ってきました。

逆にいなくなってから、私がさみしかったです。

ですが、その学生もセラピストになり最終的には現在、一緒に働くことができています。

このように、“学生が就職をしたい”“この病院でもっと経験したい”と思ってもらえる実習にしていければいいなぁ~と、この講義や演習を受けて思いました。

KOU率的な実習指導方法

私が行っている臨床実習指導者の方法を最後にご紹介します。

指導方法は、、、

  1. 学生の見学期間:バイザーが今やっていることや計測方法をフィードバックしながら伝える。
  2. 学生の模倣期間:自分で考えてもらい、バイザーの計測方法+学生の計測方法をみながら一緒に計測する。または、一緒に患者様のリハビリの補助方法ややり方を指導する。
  3. 学生の自立期間:自立できた部分は学生に任せ、他の部分をバイザーは同時に治療を行っていく。
  4. 患者様と患者様の移動時間や手洗いの時間に一緒に軽くフィードバックを行う。
  5. 1~4を繰り返し、午前中の実習に関しては午前中のうちにフィードバックを終わらせる。
  6. 昼休みに学生のポートフォリオなどの内容を見てフィードバック内容を書いておく。
  7. 午後からの診療において、16時30分くらいから学生に今日の実習にて実施したことに対するポートフォリオや午後からのリハビリに対する質問を考えてもらう。
  8. 業務終了後にすぐ学生のもとへ行き、午後のフィードバックと質問を10~15分程度で終了。

まずは、私は私のコピーを作ることを目標とします。

私のやり方やリハビリ方法を忠実に再現することが可能となるように指導を行っていきます。

バイザーのやり方を再現することができると私の手が4本あるのと変わらなくなります(笑)

そうなると、患者様のリハビリテーションの質も向上する可能性があります。

時間がない中では、午前と午後に分けてフィードバックを行った方が確実に頭に入りますしバイザーの時間短縮にもなります。

フィードバックは早ければ早いほど効果がありますし、遅ければ遅いほど忘れてしまいます。
移動時間や手洗い中でもいいので、少しでも早めにフィードバックをしてあげましょう‼

また、学生もまとめる時間を夕方に作ることで頭の中が整理し質問も具体的に行えます。

できる限り、時間外の時間を少なくしながら学生の質問には積極的に答えてあげてください。
バイザーも分からないところは一緒に勉強するのもいいかなと個人的には思います。

ぜひ、部分部分でもいいので、上記のやり方を真似してみて下さいね‼

まとめ

実際に、臨床実習指導者講習会は参加してみて講義や演習など大変でしたが普段会えない様々な病院や施設のセラピストの方々とお話しすることはとても楽しかったです。

その病院や施設での取り組みについても真剣に話し合える場であったため、お互いにいい刺激になりました。

今後、臨床実習指導者講習会を受講していない人が実習のバイザーになることは困難となります。そうなった場合に、臨床実習指導者講習会へ参加した人だけが負担にならないように、病院や施設のスタッフが取り組んでいく必要があると思います。

KOU
KOU

私の病院では出張にて参加が可能でしたが、他の病院では公休や有休など様々な環境にて講習会に参加されていました。
病院や施設の方々も学生指導⇒就職に繋がることを意識して講習会の日は出張扱いにして頂けるとありがたいと思います。
ぜひ、理学療法士や作業療法士の皆さんも“臨床実習指導者講習会”へ参加して一緒に学生指導を行っていきましょう♪

お互いに自己研鑽を怠らずにいたいですね。それでは、また会いましょう♪
医療従事者が効率的に生きていけますように‼
バイバイ(@^^)/~~~

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