どーも、KOUです。
皆さんは、『1日にどれだけ歩かれていますか?』
『1週間のうち、運動をされている日は何日ありますか?』
『運動習慣が全くない』『どれだけ運動していいか分からない』という方が多いのではないでしょうか?
今回は、理学療法士の立場から歩数に着目してお話しさせていただきます。
歩数と病気の関連性
出典:厚生労働省 厚生労働省健康局『国民健康・栄養調査』及び厚生労働省大臣官房推計情報部『人口動態統計』より、厚生労働省政策統括官付政策評価官室作成
上記の画像は、平成26年に実施された調査で歩数と生活習慣病によって亡くなった方の関連性を調べたデータです。
歩数が6500から8000歩へ徐々に増えることで生活習慣病によって死亡する確率が減少しています。
つまり、健康で長生きするためにも歩数の増加は必要となります。
“歩数”いうのは、専門職でなくても分かりやすく表示してくれます。
医療従事者に関しては、医療の知識があるのに生活習慣病に掛かっている方も多くいらっしゃいますし、予備群の方々も少なくないと思います。
まずは自分のことを大切に扱うことが、患者様を大切に扱うことにも繋がると考えています。
生活習慣病とは
「生活習慣病」とは、1996年頃から使われるようになった用語です。以前は成人病と言われた、脳卒中、がん、心臓病を、生活習慣という要素に着目して捉え直した用語と位置づけられます。
厚生労働省:e-ヘルスネットより引用
生活習慣病
- がん
- 脳卒中
- 心臓病
- 糖尿病など
上記の病気に掛かってしまう前に、日ごろからの生活習慣の悪さが原因の場合があります。
生活習慣に運動が取り入れられていなかったり、食事などで不摂生が続いてしまうとメタボリックシンドロームや高血圧に繋がります。
そして、、、脳卒中や糖尿病などに掛かる確率が増加します(-_-;)
まずは、大きな病気をする前に生活習慣の中に取り入れやすい“歩数”を増やしていきましょう♪
1日の運動の平均値
歩数の平均値は男性で6,793歩、女性で5,832歩と女性の方が男性より低い結果となっています。
また、この資料によると20~64歳までの歩数に関して、男性7,864 歩、女性 6,685 歩となっています。
65歳以上の高齢の方々に関しては、男性 5,396 歩、女性 4,656 歩となっており、20~64歳までの方と比較して少ない傾向にありました。
皆さん『10,000歩を目標に歩きましょう』と言われたことはありませんか?
この1万歩というのは身体活動量と死亡率との関連性をみた疫学的研究をもとに計算されています。
しかし、ほとんどの皆さんはその10,000歩に届いていないことが分かります。
特に、日常生活を送るだけでは65歳以上の歩数程度(男性5,396歩、女性4,656歩)しか歩けていません(-_-;)
つまり、“日常生活+少しの散歩”が必要となります。
1,000歩は約10分間程度の歩行にて得られる歩数であるため、目安としては分かりやすいと思います。
現在の自分の歩数を見てみてから、まずは平均以上の男性8,000歩、女性6,000歩以上を目指していきましょう♪
最終的には、科学的根拠のある10,000歩以上をクリアできると健康になる確率は高くなります。
理学療法士KOUの1日の歩数
今までは、平均値などを見てみましたが理学療法士の私が1週間運動を実施せずに日常生活と仕事のみでどれだけ歩数があるのか見てみました。
『理学療法士は歩くのが専門だから余裕で10,000歩は超えているでしょう‼』と思われた方が多いのではないでしょうか?
業務がある場合に関しても10,000歩を超えている日はないくらいです。
私は、慢性期病院に就職していますが、病院や施設にいらっしゃる患者様の状態によって歩数は理学療法士の中でも変動します。
慢性期の病院より回復期の病院の方が歩行する患者様は多いですし、年齢も若い患者様も多くいらっしゃいます。
歩行訓練のみではなく、関節可動域訓練や筋力増強訓練、ベッドサイドでの訓練など意外座った姿勢による訓練が多いのが現状ですので、なかなか10,000歩に届かないんですよね(-_-;)
意外に看護師の方などずっと立ち仕事が多い方々の方が歩数は伸びたりします。
つまり、私たち歩行の専門家でもある理学療法士ですら10,000歩の壁は通常の業務だけでは賄うことが困難だということです。
休みの日なんてひどいものです(笑)
休みの日はパソコンを打ったり、買い物に行くくらいですから、家事を行ったとしても1,000歩も行きません(-_-;)
上記で65歳以上の方が、日常生活だけで4,000~5,000歩程度歩かれているのを見ると散歩などされていないと難しい歩数であると認識できます。
アプリを使用しよう
最近のアプリの中には歩数をカウントしてお金に変換できるアプリも登場しています。
ヘルスケア
私がよく使用しているアプリは皆さんもiPhoneユーザーであるなら初めから入っている『ヘルスケア』のアプリです。↓↓↓↓↓↓
このアプリは様々な健康に対する数値を入力できたり、勝手に測定してくれたりします。
歩数に関しても、ヘルスケアのアプリが入っているだけで、『1日何歩歩いたのか?』がすぐに分かりますし、データが残っているため分かりやすいです。
トリマ
次に、私が使っているアプリが『トリマ』というアプリです。↓↓↓↓↓↓
歩数のデータ保存はできないのですが、なんといっても、歩くだけでマイルというお金に還元されるものが手に入ります。
そのマイルをお金に換えたり、商品に換えたりすることができます。
つまり、歩くだけでポイントや現金を貯めることができます。
私はこの間、家族にハーゲンダッツをプレゼントしました(笑)
楽しみながら、歩くことは大切ですね‼
『ポケモンGo』など歩行アプリが注目されましたが、ポケモンが出た時にモンスターボールを投げないといけなかったり、歩行に集中することが困難となります。
散歩するときは歩幅を大きくしながら両上肢をしっかり振って、全身運動を心掛けましょう♪
上記の2つのアプリに関しては、散歩する際にポケットに入れておくだけなので、散歩の邪魔にもなりません。
まとめ
- 歩数が6500から8000歩へ徐々に増えることで生活習慣病によって死亡する確率が減少。
- 生活習慣病とは『がん』『脳卒中』『心臓病』『糖尿病』などを引き起こす。
- 歩数の平均値は男性で6,793歩、女性で5,832歩と女性の方が男性より低い結果。
- 20~64歳までの歩数:男性7,864歩、女性6,685歩。
- 65歳以上の歩数:男性 5,396 歩、女性 4,656 歩。
- 1,000歩は約10分程度の歩行にて得られる歩数。
- 10,000歩歩くには日常生活+少しの散歩が必要。
- アプリは『ヘルスケア』『トリマ』が便利。
iPhoneを使用されている方は、ヘルスケアのアプリを一度見てみてください。
勝手に自分の歩数が表示されると思います(笑)
歩行に関しては、“歩き方”も必要な要素となります。
肩関節や股関節をしっかりと使用した全身運動を行うことが大切になります。
また、歩幅が狭いと股関節が上手く機能しませんので、歩幅を大きくして歩くようにしましょう♪
しっかりと、股関節を後ろに延ばすような歩行を心掛けてくださいね‼
医療従事者の皆さんも忙しいとは思いますが、“業務+少しの散歩”を一緒に頑張っていきましょう♪
お互いに自己研鑽を怠らずにいたいですね。それでは、また会いましょう♪
医療従事者が効率的に生きていけますように‼
バイバイ(@^^)/~~~
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